スマホやタブレットが身近になり、勉強のやり方もずいぶん変わりました。
特にスマホの学習アプリは本当に便利。
いつでもどこでも勉強できて、ちょっとした時間にいろんなことを学べます。
時間を効率的に使って、何だか得した気分になれますね。
でも、ふと、かけた時間の割に、身についてないな、と気がついたのです。
Duolingoで韓国語の勉強を始めて半年も経ったのに、ちっとも覚えられていない。
日々コースは進んでいても、1週間前にやっていた事は覚えていないし、文字もほとんど読めないまま。
そこで、出てきたフレーズを全部ノートに書き留めるようにしてみました。
そうしたら、あら不思議、間違える頻度が圧倒的に減ったのです。
ハングルもだいぶ読めるようになって来ました。
文字を書くのはクリックやタイプするのと比べて時間がかかります。
でも覚えられる量が格段に違うことを実感しています。
やっぱり書く勉強が大切だと改めて思いました。
便利なアプリを最大限活用するためにも、書く勉強、オススメです。
Duolingoを書きながらやってみた
Duolingo(無料版)で私が実践していたのは、毎日30分程度を確保し、集中して取り組む、というやり方で、別のことをやりながらなどではありませんでした。
一つ一つの設問に真面目に向き合い、復唱したりしながら取り組んでいたので、それなりに色々なフレーズを見知ったつもりになっていました。
ところが、後になってほとんど思い出せないのです。
ハングルもいつまで経ってもほとんど読めなくて、せっかく韓国スーパーに行ってもチンプンカンプンのまま😞
もう私は年でポンコツだからとか、色々言い訳が頭をよぎりましたが、
いや、待てよ…
私はずっと紙に書いて勉強して来たではないか。
やっぱり書かないと覚えられないのかもしれないと考えました。
時間はかかるし、ちょっと面倒だけども。
そこで、出て来たフレーズを一々ノートに書き出すようにしてみました。
ブツブツ復唱しながら書き出します。
ハングルだけでなく、日本語訳も、さらには読み方まで。
当然、今までタップするだけで次に進めていた設問に、何分間もかかるようになり、問題をクリアするスピードはガクンと落ちました。
30分間でかつては、一つのグループを構成する5つほどのレッスンを完了できたのが、今できるのはせいぜい1レッスン。
でも翌日に覚えている量が全然違います。
間違いも格段に減りました。
以前は、❤️の数が足りなくなって(無料版なので💦)途中で中断しなければならなくなったりすることもあったのですが、今ではそんなことはほとんど無くなりました。
(Duolingo無料版だと、❤️5つが間違える度に消えてしまい、0になると勉強が続けられません。❤️は時間が経てば回復します。他の手段も色々あります…Duolingoについて詳しくはこちらhttps://ja.duolingo.com/)
韓国の商品ラベルも少しづつ読める物が増えて来ました!
書きながら勉強した方が格段に覚えられた
書く学習のメリットについては、実際に手を動かすことが、脳への刺激になって、より覚えやすいとか、色々と言われていますね。
脳科学の難しい事は専門家にお任せしますが、
少なくとも私は、クリックやタップだけの勉強法と書く勉強とでは、覚えられる量が格段に違うことを実感しています。
文字を目で読み、口で復唱し、耳で聞き、手を動かして書く。
さまざまな体の機能をフル回転して学習している感覚が確かにあります。
手で書く際には、この文字はこの形で良かったか、順番は正しいか、などと色々なことを確認しながら書かざるを得ません。
やっぱりこの手順は私には必要だったのです。
因みに、一時期、娘たちがタブレットの学習を受講していたことがあるのですが、その時の勉強は残念ながらほとんど身につきませんでした。
回答をタップすると瞬時に合否が出て、全問正解になるまで続けるのですが、ゲームのようになってしまっていて、本人たちも何をやっているのかちゃんと理解していなかった様子。
タブレット学習を効果的にするには、工夫が必要だったなと反省したものです。
あの時、書く学習を並行してやっていたら違った結果になっていたのだろうなと思います。
本当に書くのは効率が悪い?目的を忘れずに
書く学習にはとても時間がかかります。
毎日のDuolingoにかける30分間で進めるのがたった1レッスンでは、とても遅い。
でも、毎日5レッスン進んでいても、それを覚えていなければ、意味がありません。
コースをクリアするゲームとして取り組んでいるなら別ですが。
私の目的はあくまでも韓国語の理解なので、ゆっくりでも着実に知識を増やせる方法を取る方が大切です。
その観点から考えると、決して書く勉強が効率が悪いとは言えません。
もちろん、人それぞれ、かけられる時間が違いますから、自分の目的とゴールまでの時間に見合うかどうか判断する事も大切です。
人や状況それぞれにふさわしい学習法があるけど
身近にコンピューターのない時代に学生時代を過ごした私には、書く以外の勉強法はあまり考えられませんでした。
そうやって長年訓練して来た私だから、書いた方が覚えやすいのかもしれません。
以前、受験生だった息子に書いた方が覚えやすいよと助言したことがありますが、それは彼には合わなかったようです。
息子は読んだり見たりすることで記憶するのが得意で、書かずにどんどん読んで知識を蓄えていました。
そんな彼は私を遥かに凌ぐ知識を今は誇っていますから、書くことだけが唯一最高の学習法ではない事は確かです。
勉強の仕方は人それぞれ。
勉強は状況に応じて自分なりのやり方でやって行くことに尽きますね。
でも書く勉強って、タブレットやスマホの学習ではちょっと忘れがちではありませんか?
AIがさまざまな問題を繰り出してくれるアプリを使っての学習は、とても便利です。
無料で多くのことが学べるのも、とても助かります。
何より身近に便利なアプリがたくさんあることで、勉強へのハードルがグッと下がり、学ぶチャンスが広がりました。
この嬉しい環境をより効果的に使うには、どうするのが良いか、考えながら活用して行きたいですね。
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