先日のこと。
娘が学校での友人関係で悩んで泣いていました。
どうやら意地悪をされたらしい。
一緒に怒ったり悲しんだりしながら、じっくり話を聞きました。
そこで一緒に考えました。
「これからどうしようか?」「どうしたらいいと思う?」
私が娘に伝えたのは、
「他人を変えることは難しいけれど、自分がどうしたいかは自分で決められるよ」。
意地悪を無くすのは、難しいかもしれない、でも、自分の行動は自分で決めていいんだよ。
先ず出来ることはなんだろう?
そこから考えてみようか。
他人を変えることではなく、自分がどうしたいかを考える
コーチングのレッスンで学んだことの一つ。
他人を変えるのは難しいが、自分は変われる。
他人を動かすのは難しいが、自分の行動は自分で決められる。
対人関係で嫌なことがあると、つい、
あの人が〇〇だから、あの人が〇〇しないようにしなければと考えがちですが、
これは結構実践するのが難しい。
なぜなら、他人をコントロールする事はできないからです。
意地悪をする友人の意地悪を止めさせたいですが、そう簡単ではありません。
もちろん、程度に応じて学校や相手の保護者に相談したりなど、打つべき手は打ちますが、それでも簡単に解決するとは限りません。
でも、自分の行動は自分で決められます。
今回の娘のケースでは、まず、
- 意地悪から遠ざかる(逃げる)
- 自分の好きな場所で過ごす(休み時間に図書室の絵本コーナーに行く)
- なりたい自分を想像して、それに向けて頑張る(意地悪しない人間になる=仕返しをしない)
をやってみよう、となりました。
どんな自分になりたいか ダークサイドに落ちないように
自分がどうしたいか、を考える延長線上には、どんな自分になりたいか、があります。
実はそこがすごく大事で、
特に意地悪をされた場合、
相手に罰を与えたい!(=仕返ししてやる💢)
(これだって、自分がどうしたいかの文脈で言えますものね…)
とつい怒りに任せて考えがちですが、それをやってしまうと、
結局は自分も人に嫌がらせをする悪いレベル
(私はダークサイド👿と呼んでます)
に落ちてしまいます。
卑劣な奴らのいるダークサイドに一緒に落ちちゃってもいいの?と、
ここで一呼吸、考えてみましょう。
嫌がらせなんて卑劣なことをしない素敵な人になるんだ!
これこそが、どんな自分になりたいか、で、その方向で、
今、自分に出来る事は何か、を考えます。
この気持ちをブレずに持ち続ける事が、人として、とても大切な事だと私は信じています。
「相手」を主語にせず「自分」を主語にすると
今自分に出来る事は何か、自分は何をしたいか、すべきか?
これは対人関係のトラブルに限った話ではありません。
自分を主語にする、という事は
自分の行動を促す(逃げる、優しい人になる、勉強する…)のはもちろんですが、
自分の気持ちを相手に伝える強力なメッセージにもなります。
「ママはあなたの味方だよ。」
「ママはあなたにダークサイドの人にはなって欲しくないな。」
「私=I」を主語にして伝える話し方は「アイ(I)メッセージ」とも言われますね。
子どもを叱る時など、相手に要求を伝える時にも有効な手段と言われます。
「(あなたが)片付けなさい!」ではなくて
「ママは片付いている方がスッキリしていいと思うな❤️」
余裕のない時など、なかなか難しいですが、意識的に自分を主語にして考えてみようと思います。
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