海外のインターナショナル校に子どもたちが通うようになって1年と少し経った…
日本の学校と結構違っていて面白いよ!
色々あるけど、特に良かったと思えるのは…
事あるごとに、とにかく「褒める」のが凄いよね。
先生から生徒だけでなくて、先生同士も、先生から保護者へも、その逆も、ほんと褒めまくりだよね。
娘たちが通っている学校では、とにかく褒めます。
学校行事では、毎回、演技を披露したり受賞した生徒達だけでなく集会に参加した全ての生徒を称賛し、見守る保護者達を称え、会を仕切った担当の先生方を拍手で褒め称えます。
三者面談の席でもひたすら褒められます。もちろん改善すべき点の指導はしっかりありますが、基本的に褒められます。決まり文句は「教師としてあなたを教えることができるのは私の喜びです。」「あなたのお子さんは素晴らしい。」
とにかく始終明るくて、皆笑顔だね!
いつも先生も生徒も皆楽しそうだよ
褒められポイントが至る所に
学校で「褒める」と聞くと先ず思うのは、成績優秀、スポーツや芸術などでの受賞、でしょうか。
素晴らしい成果を称えるのは勿論だけど、褒められポイントはそれだけじゃないよ
今通っている学校では、子どもたちそれぞれの個性に合わせ、色々な場面で褒められます。
学級内で皆の前で褒められるだけじゃなくて、全校集会で表彰されることもあるね
あるやんちゃな男の子は「彼は人が見ていなくてもズルをせず、正しい行いをしようとしている」という理由で表彰されていました。
今通っている学校はオーストラリア系のインター校ですが、先日他校との交流試合の際に見た他の系統のインター校も似たような雰囲気だったので、これはオーストラリア特有とは言えなさそうです。
さらに褒める〜活躍のチャンスが沢山
先生方は基本的に子どもたちそれぞれの個性の中から様々な褒めポイントを見つけて褒めるのですが、勿論それだけではありません。
何か秀でたものがあったら皆で大いに称賛します。
それは、勉強、スポーツ、芸術、その他なんでも、校外活動であっても皆で喜びを共有します。
そのための活躍の場が年中用意されていて、色々な子どもにチャンスが与えられます。
- 算数コンテスト
- 各種スポーツ大会
- ミュージカル
- 文芸コンテスト
- チェス大会
- 討論会
- 音楽会
- etc…
多くの場合、参加するかどうかは自由で、自分の好きなものにチャレンジできるようになっています。
苦手な子をふり落とさない仕組み
子どもたちは自分の好きなものを選んでチャレンジします。
あらゆるものに応募してメダルをたくさん獲得する子もいれば、どれにも参加せずにいる子もたくさんいます。
参加不参加にプレッシャーが無いのが気楽でいいね。
目立つのが苦手な子にも参加しやすいよ
これは、学校行事としてのスポーツ大会でも言えることで、全員参加であっても賑やかなお祭りのノリで、厳しさはなく、苦手な子も安心して楽しめるようになっています。
スポーツは勝つことよりも楽しむものという感覚だね
様々な得意分野で活躍できる場を多く用意するだけでなく、苦手な子に過度なプレッシャーを与えないのはとても良い仕組みだなと感じています。
華々しい成果を褒め称えるばかりでは、そうでない子に劣等感を植え付けてしまう心配がありますが、ここではそれは無縁です。
楽しみながら育まれるもの
先生との面談では、子どもの良いところをたくさん聞かされます。
普段教室でこんな所が良いとか、こんな素敵な能力があるとか、いっぱい褒められるね。
勿論、問題点や改善すべき点についても、その後しっかり具体的に言われる。
面談の締めくくりは握手しながら「あなたとお話しできて楽しかったよ」だもんね…これは英語圏のよくある挨拶だけど言われて悪い気はしないよね。みんな笑顔☺️
褒められた子供たちは誇らしげです。
親としても、子どもの良いところを再発見して、自信を得ます。
先生方もお互いに楽しそうで、学校全体の雰囲気が明るいのです。
普段の態度や行動を褒められるのは、その子の存在そのものを丸ごと肯定しているわけだよね。
うん、ほんと素敵な事だと思う。
自分に合った得意分野を伸ばすチャンスもたくさん用意されているし。
苦手な子に無理強いすることがなくて、皆が楽しくチャレンジを見守っているね。
我が家の子どもたちは決して目立つタイプではありませんが、それぞれに活躍の場を見つけ、楽しく自分たちの能力を伸ばしながら学んでいます。
ほんと、この学校に来て良かった!
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