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「ザ・クリエイター 創造者」を観て思ったこと

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話題の映画「ザ・クリエイター 創造者」を観た。

SFはあまり性に合わないのだが、AIと人間との関係を描いた近未来(何と約50年後!)の話と聞いて興味を持った。

進化したAIと人はどんな形で関わっていくのだろう?

約50年後と言えば、私の子供たちはまだまだ現役で働いている時代。

その世界があんな風になっていたとしたら、喜ばしいこともある反面、

とても恐ろしく、背筋がゾッと薄寒くなる。

しかし日々恐るべき速さで進化するAIの事。

あるいはとてもリアルな話なのかもしれない。

相手を徹底的に壊滅させようとするアメリカと、AIとの共存を模索するアジアとの対立を描いているが、

画面に映っていた光景は、私にはベトナム戦争の再現のようにしか見えなかった。

AI対人間などという単純な構造では無く、

ここで糾弾されているのは身勝手な人間の愚かな行為である。

戦の虚しさ、無力さも描きたかったのだろうと思う。

しかし、敵が次々と爆破され、それを見て最後に笑みを浮かべる勝者の姿は、

私には重い違和感として残った。

古来より清も濁も併せ呑んで祀ってきたアジアの文化は他者との共存への大きなヒントのはず。

しかしそれは単なる幻影なのだろうか。

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