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海外で日本語維持。家庭で出来るおすすめ学習方法

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海外で子どもに外国語の教育を受けさせて、バイリンガルに育てるには、母語としての日本語の勉強がとても大切

気をつけないでいると、外国語が入った分、日本語が抜けてしまって、バイリンガルにはならないからね。

でも外国語で勉強しながら日本語の勉強もって大変だよね〜

そりゃ、二つの言語を身につけるんだから倍の努力がないと、バイリンガルにはなれないと基本的には思った方がいい。

とは言え、親の覚悟と心がけ次第家庭学習でも基本的な日本語維持は十分可能です。

我が家は日本語の補習事業校がない地域に在住すること通算で7年以上、インターナショナルスクールに通わせながら4人の子どもたちにバイリンガル教育をしてきました。

この記事ではそんな我が家で今まさに実践している具体的な方法をご紹介します。

主に小学生向き。中学生以上には別の対策が必要です。

どうして日本語維持が大切なのかはこちらも参考に。

家庭内は日本語を徹底する

インターナショナルスクールに通い始めて2ヶ月の妹が英語でおままごと遊びしていてびっくりしたよ。発音なんて、ものすごく上手。

頑張って覚えた外国語は思いっきり褒めつつ、家の中では徹底して日本語を使うよ。

子どもが外国語に慣れてくると、家の中でもちょくちょく外国語を使うようになります。

本人の努力の賜物ですから、そこは思いっきり褒めますが、必ず、日本語で返事をし、場合によっては日本語に置き換えるようにします。

家の中では日本語で会話することを常に意識します。

日本語で沢山会話する

様々な話題を振って、いろいろな日本語に触れるチャンスを作ります。

学校であったことや勉強したことを日本語で振り返るのも良いですね。

理科や算数なども日本語に置き換えて振り返るようにします。

日本の新聞やニュースなどを常にチェックしておき、家庭内の話題に載せるようにします。

丁寧語や敬語なんかも普段から親が使っている様子を見ながら自然と覚えた。

日本語の表記を日常的に見せる

文字を覚え始める年齢の子どもがいる場合には部屋の中でいろいろな日本語表記を貼って見せる工夫もしました。

お手洗い、出口、とか、東京駅とか、日本にいたら自然と読めるようになる言葉が外国では見る機会がないものね。

毎日少しづつ続けるもの

Japanese books

日本語を読むことと書くことを毎日続けます。

毎日少しづつ続けることで細く長く日本語の力を維持します。

読み書きが大変になってくるとますます学習のハードルが高くなるので、簡単にできることをコツコツ続け流のがコツです。

1日の机に向かう時間は10分とか20分もないくらい。朝学校に行く前に終わっちゃうね。

読む

読む力は教科書で基本的に養います。

さらに読解力や語彙を増やすのに効果的なのが、読み聞かせです。

音読や読み聞かせは机に向かっての学習と言うよりは、毎日のお話の時間として楽しく取り組むと親子の良い時間になります。

毎日寝る前に15分ぐらいのお話タイムを設けているよ。

教科書音読

国語の教科書を基本として毎日音読させます。

日本の小学校に通っていた時も毎日音読の宿題があったね。

外国語でも日本語でも音読は言葉の学習の基本。

国語の他にもせいかつや道徳など、他の教科書も。

読み聞かせ前に音読タイムを設けるのも良いでしょう。

読み聞かせ

読み聞かせは語彙を増やし、想像力を育み、読解力を養います。

しかも親子にとって楽しい時間で、得るものしかありません。

毎日いろいろなテーマの選ぶようにするとより効果的です。

これは本当に効果があるね。自信を持ってお勧めするよ。

寝る前のお話タイム。何年も続けている中で子どもの言葉や理解力が飛躍的に伸びるのを実感してる。

絵本や本が身近になくても、電子書籍を読み聞かせするのも良いでしょう。

日本人会などの図書館を利用する手もあります。

書く

日本語を書く訓練も毎日続け、書くことが億劫にならないように気をつけます。

特に複雑な漢字はどうしても訓練が必要です。

書き順の基本を身につける前の低学年には親が見守って正しい書き順で書くことを教えなければなりません。

横に座って見守るのは、家事の手を止めたり正直面倒なんだけど、毎日10分程度、覚悟して付き合ってる

算数は、海外での勉強の仕方は電卓を常用したりして、日本と結構違います。

日本に帰国した時のために、日本式の計算訓練を身につけておくと良いでしょう。

計算する力は基本的な力として身につけておいた方が得だしね。

漢字ドリルと算数ドリル

毎日一ページ、漢字ドリルと算数ドリルに取り組みます。

日本から持参したものやネット上で公開されているドリルも使って、毎日欠かさず取り組む環境を作ります。

一日、せいぜい10分くらいで終わる分量にした方が無理なく続けられるね。

我が家では毎日するのは漢字か算数かどちらかにしてる。

基礎学習には

ちびむすドリル【小学生】
小学生の無料学習プリント・教材プリント

ちびむすドリルには本当にお世話になってます。

ネタが尽きたら、ノートに漢字や計算を手書きで書いてドリルを自作するのもアリです。

少し難しいですが、応用力がつくのはこちらのシリーズ。

中高学年でよりハイレベルなものを目指す場合におすすめ。

この計算シリーズは大変シンプルで無駄のない設計で、よく練られた問題でした。

問題数は多くないんだけど、一つの問題にいろんな計算が混ざっているから、ものすごく勉強になった。

結構難しいので、粘り強く取り組む子向き。

たまに日記や手紙

楽しみながら続けられる書く訓練としては、日記や手紙も効果的です。

毎日欠かさずとなると結構負担に感じてしまいますが、時々時間がある時に取り組むと良いです。

お気に入りのノートやレターセットを用意しておくと、やる気もアップします。

今日あった楽しかったことを話し合ってまとめて、短い3行日記みたいに書いてる。

文章を練る訓練と、習った漢字を思い出して書く訓練にもなる。

可愛いシールでデコって楽しく続けているよ。

日本の祖父母への手紙を書くのもいい。

丁寧語や尊敬語をきちんと使って丁寧文章を書く良い機会。

手紙は書くのが楽しい上に受け取った側にも喜ばれるからとってもいいね。

週末や休暇期間などにまとめて取り組むもの

日本の補習授業校がある地域に住んでいれば、土曜日には補習校で日本の勉強というリズムができますが、それがない場合には自宅で日本語学習をします。

教科書ワークは教科書の基本的な内容を網羅しているので、便利です。

教科書を読むだけでは理解が心許ないので、ワークに書き込みながら勉強します。

あるいは通信教育を受講するのも良いでしょう。

今ではインターネットを利用した通信教育がたくさんあり、勉強しやすくなりました。

我が家は小学生低学年の間は紙に手で書く習慣を身につけさせたいので、教科書ワークにしています。

一方で中学生の姉はタブレットで学ぶ通信教育で学んでいます。

教科書ワーク

使っている教科書に準拠した内容で、基本的な勉強ができ、大変便利です。

週末などに取り組み、一年かけて勉強します。

低学年の場合には親が側で付き添いながら学習させた方が良いでしょう。

添削して、全て正解になるまできっちり取り組みます。

通信教育

スマイルゼミはインターネットのみの通信教育が受けられ、小学生向きの工夫がいっぱいで、楽しみながら続けられました。

前回海外で過ごした時、スマイルゼミと教科書ワークで勉強していたから、日本の中学に戻っても大して困らなかった。あれはやっといて良かったと思う。

伝統と信頼のZ会はやはり問題の質とレベルが高く、よりハイレベルな学びが期待できます。

ただし、通信教育の注意点としては、タブレットで勉強しているようで、提出課題が疎かになってしまったり、返却された添削問題を復習しなかったりすると効果は半減してしまいます。

子ども本人のやる気が十分あることと、しっかり見守る体制が必要です。

無理なく続けられることが重要

言葉は使っていなければ失われてしまうので、毎日コツコツと使い続けることが大切です。

いざという時にまとめて勉強しようと思っても、日本語を読むのや書くのが一度億劫になってしまうと、勉強するのがとても面倒になってしまいます。

今使いこなしている日本語をいかに長く保つか、を考え、編み出したのが、我が家の勉強方法です。

外国語の勉強でただでさえ大変なところに日本語もということは相当なストレスであることを、理解しましょう。

毎日の学習にせよ、週末の学習にせよ、意識的に習慣として生活リズムに取り込まないと、取りこぼしてしまいます。

そこは親の覚悟でしっかり準備します。

でも習慣化してしまったら、全然大変じゃないよ。

学力向上を期待してあまり難しい内容のものや、大量にやらせようとすると続けるのが難しくなるので、子どもの性格を見ながら加減します。

我が家の場合にはやる気を削がない為に少し簡単なものを選んでる。

最後に、日本で受験を考えている場合には、これとは全然違う受験対策が必要であることを申し添えます。

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