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3度目の子連れ海外引越し。荷物についての考え方

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この度、夫の海外赴任に伴い、3度目の海外引越しをしました。

現地に到着して2ヶ月ほど。

日本からの船便も届き、全ての荷物が揃ったところです。

またまた東南アジアだったね。

しかも3度目だから引越しも上手にできた?

経験を重ねただけ楽にはなったけど、やっぱり「ああすれば良かった」は思ったよ。

何度経験しても反省点はあるものです。

この記事では、特に子連れで海外に引越しをされる方々に、少しでもヒントになるように

特に荷造りに焦点を当てて今回の経験をまとめてみたいと思います。

荷物はなるべく少なくまとめるべし

海外への引越しってとっても高いね…

大した量でないと思ったのに50万円とか見積もり出て焦った。

転勤の場合などで所属先の会社が何から何まで運んでくれる人は心配しなくていいけど、そうじゃなかったら自己負担で運ばなきゃいけないから、大変だよね。

しかも輸送自体に結構時間がかかるから困っちゃうね。船便だと2ヶ月とか普通にかかるし。

それ本当に必要ですか?

海外への引越しの際には、なるべく荷物を減らす事を心がけます。

輸送にはどんな手段を取っても大変お金がかかるし、時間もかかります。

保険をかけているとは言え、2〜3ヶ月後に到着する荷物は途中で傷んだりするリスクもあります。

あった方が便利だけど
無くても大丈夫かも
と思えるものは持っていかない。

まずはこの観点から荷物を選んで行きます。

会社の負担で何でも運べる場合でも、荷物が多ければ多いほど作業も手間もかかります。

移転先で大量の荷物に囲まれて途方に暮れるのも結構ストレスです。

なるべく多機能な物を厳選して持っていく

調理器具や家電にしても、なるべく電力を使わず、一つで何通りもの使い方が出来るものを選ぶのが正解です。

炊飯器はやっぱり日本の物じゃないとちゃんとご飯が炊けないみたいだね。

そうだね。お米の炊き方は日本独特だからね。

かと言って現地で買おうとするととても高いし、日本から持っていくなら変圧器が必要だったり、海外対応のを買って行くかになるね。

私が必ず海外に持って行くのはご飯炊きが簡単に出来るお鍋です。

IHでも直火でも使えて他の煮物などにも使える鍋は一つでいく通りもの使い方ができ大変便利です。

海外でのキッチンがどんな仕様かわからないからね。

電力を使うものは大抵、海外では変圧器が必要になり、とても不便なので、極力持っていかないようにします。

変圧器はとても高額で重たくて嵩張るから大変なんだ…

スマホやPC、家電でもダイソンの掃除機とかは変圧器なしで海外でもそのまま使えるよ。コンセントの差し込み口の形だけは気をつけて。

毎日使っている家電の電圧をチェックしてみよう。

絶対に妥協したくない物は大切にする

極力荷物を減らすにしても、暮らしの質を落としてしまってはいけません。

新生活をあれもこれも無しで我慢するのは心の健康に良くないね。

日々の暮らしの中で大切なものを厳選して運びます。

自分のお気に入りの時間や大切にしている事は最優先にすべき。

暮らしの質を維持するのに絶対に必要なものは手放してはいけない

何が一番大切かは人それぞれです。

他の人から見たら理解できなくても、自分の暮らしの質を守ることが新生活の暮らしの安定につながります。

私の場合には自分時間のための物と子どもたちの教育の物が最優先です。

  • お気に入りの食器類
  • 趣味の手芸や手紙関連の物たち
  • 子どもたちの学びに必要な本や玩具と教材類

分量との兼ね合いもあるけれど、家族それぞれにとって一番大切なものは最優先で荷物リストに入れるべし。

私にとって大切なのは推しのグッズ達。

これがあると心が落ち着くの

(๑・̑◡・̑๑)

我慢は後々に響いてくるので、禁物です。

子供の教育方針だけは決めておく

子連れで海外に行く場合にとても重要なのが、子どもの教育方針です。

日本にいたら国内で中学、高校、大学と折々に受験をしながら進んでいく道筋が自然と見えますが、

海外では様々な選択肢があり、ぼんやりしていると迷ってしまいます。

いずれ日本の学校に戻るのか、そのまま海外で教育を受け続けるのか、では教育の内容がだいぶ違ってきます。

我が家の場合、最終的な進学先は子ども自身が好きに選べば良いと思っていますが、

日本社会でも生きていのに必要な日本語力は維持したいと考えています。

学校はインターナショナルスクールに通い、日本語は自宅で勉強することにしました。

家庭学習で必要な日本の教材や本は
厳選しつつも充分な量を、
数年間困らない程度に
準備しました。

その学齢での学びを取りこぼさないように

我が家の末の娘はまだ小学校低学年です。

まだまだお人形遊びやおままごと、絵本などで沢山のことを学ぶ学齢です。

絵本も図鑑も大変嵩張りますし重量もあって大変ですが、今の時期にこそしっかり触れるべき物です。

シルバニアのお屋敷もレゴブロックもおままごとセットも大変嵩張って段ボールをいくつも占拠してしまいますが、今こそしっかりそれらに触れて遊ぶことが娘にとっては大切な学びです。

今回の船便は結局あれこれで大小30箱の量になりましたが、実に半分は絵本をはじめとする本とおもちゃでした。

子どもがその時期に学ぶべきもの
については妥協しない。

船便と手荷物でまとめる

海外引越しは船便、航空便、手荷物の3通りに分けるのが普通です。

  • 船便:最も安いが2ヶ月程度かかる
  • 航空便:早いが高額
  • 手荷物:大きさと重さが限られる

派遣元の会社が航空便も負担してくれる場合は航空便も活用できますが、そうでない場合の現実的な手段は船便と手荷物です。

手荷物は自分が乗る飛行機に預ける荷物ですから、フライトによって個数や重量などに細かい決まりがあります。

我が家の場合、いつも船便と手荷物で海外引越しを乗り切ってきました。

JALやANAの場合には赴任者向けの手荷物サービスがあるので、そういったサービスを最大限利用して預けられるだけの荷物を手荷物で運びます。

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一人当たり預け荷物2個のところが4個まで預かってもらえたら、相当な数の荷物が運べるよね。

4人家族なら16個!

海外到着後すぐに使うものを手荷物で運び、それで船便が来るまでの2ヶ月間を過ごします。

2ヶ月後でも大丈夫なものや重たいものは船便で。

食品や直ぐに必要な日用品、学用品は手荷物で。

船便のコツ

どうしても日本から持って行きたいものに厳選しておきます。

現地調達ができるかどうかは、今ならインターネットでいろいろな情報が手に入るので、判断がしやすいでしょう。

国によって持ち込みが制限されているものが違うので、そこは運送会社のアドバイスに従います。

運送会社を選ぶ際には、現地に駐在事務所がある会社を選ぶようにすると安心です。

連絡する場合もあるからね。

日本人の人が現地で対応してくれると安心。

自分で詰めてお金とスペースを節約

船便にもいろいろあって、梱包から開梱まで全部お任せでやってくれるものもあれば、梱包と開梱は自分で行い、運んでくれるだけというプランもあります。

全部お任せパックは便利だね

でも、とてもとても丁寧にやってくれるものだから、大きな箱に緩衝材ばかりが詰め込まれてかなり嵩張ったこともあったな。

空気ばっかり運んだ印象になったことも。

あと、自分で入れてないから何がどこに入っているのか分からなくなっちゃう。

本当に必要な物だけを厳選して運ぶという観点からも、自分で梱包した方がすっきりします。

緩衝材もタオルやリネン類を工夫するなどして、全体的な量も減らせます。

船便は大きさで料金が決まるので、なるべくコンパクトに纏めることが重要です。

手荷物の注意点

手荷物はフライトによって決まりが違うので、まずは自分のフライトの条件を確認します。

その上でギリギリのサイズの荷物を用意します。

大抵は大型スーツケースの大きさまで認められていますから、それを段ボールの箱に置き換えると、大型の箱一箱に相当します。

段ボールは船便を出す会社にあらかじめ必要個数をもらっておくと良いですよ。

大型スーツケース、必要ですか?

海外へとなると、まず誰しもが思うのは大型スーツケースでしょう。

私たちも最初の赴任の時は迷わず一人一つ大型スーツケースを用意しました。

でも結局ほとんど使いませんでした。

現地で旅行に行く時に家族分の荷物を大型スーツケース一つにまとめて持っていくことはあっても、人数分のスーツケースは必要ありませんでした。

出張で使うことがあるので、大型スーツケースは一つはあってもいいと思いますが、一人一つは不要です。

大型スーツケースは高額な上に重量もあり、運べる荷物の量も限られています。

機内持ち込みが可能な小型のキャリーケースは小回りが効いて大変便利なので、我が家では子どもたちにも持たせていますが、スーツケースは夫以外は持っていません。

海外引越しの際に最も便利なのはダンボールです。

段ボールで運ぶのが正解

段ボールの利点はなんといっても無駄なく荷物を沢山運べる点です。

重量とサイズに制限がある中で極力無駄なく荷物を運ぶには段ボールが最適です。

スーツケースで運ぶよりずっと沢山のものが運べます。

船便が届くまでの2ヶ月間を暮らせるように、必要なものはなるべく沢山運びます。

飛行機の手荷物は、投げたり手荒に扱われることが多いから心配…

そうだね。だからしっかり梱包するの。

液体とか漏れないように何重にも包むよ。

外箱もテープでぐるぐる巻きにするといいよ。

船便で使われる段ボールは通常の引越し段ボールより強度のある段ボールを使っているので、それを使えば安心です。

ちなみに、一時帰国の時に

日本から荷物を運ぶのも

やっぱり段ボールが一番。

沢山の物資が運べるよ。

日本の空港までの輸送手段と到着空港からの輸送手段

家族4人分16個の段ボール、空港までどうやって運ぼう…

ここが結構盲点で。

今回土壇場になって輸送手段を考えたから余裕がなかった。

これは早い段階で検討すべき点。

大量の段ボールを手荷物で運ぶ場合にネックとなるのが輸送手段です。

JALやANAの赴任者向けサービスでは一部空港宅配のサービスもありますが、必ずしも全て運んでもらえるわけではありません。

空港宅配サービスを利用するか、大型の車を手配して空港まで行くか、現実的な手段についてはあらかじめ検討しておく必要があります。

いずれの方法にもお金がかかるけど、航空便で送るよりは割安だよ。

我が家の場合には大型車をレンタルして人も荷物も運んだ。

現地到着後のことも考えておかなければなりません。

所属先の会社の人が迎えに来てくれるのであれば、あらかじめ荷物の量について相談しておく必要があります。

そうでなければ空港タクシーなどについて、できるだけ情報を集めておきましょう。

あまり悩まず、前向きに現地生活を楽しむ

初めての土地への引っ越しは分からないことばかりで不安もいっぱいかもしれません。

でも行くとなったら前向きに捉えることです。

きっと楽しいことが沢山あるはずです。

日本には普通にあったあれもないこれもない、不便な暮らしに最初は戸惑うこともあるかもしれません。

日本との違いが最初は目について気が滅入ることもあるかもしれません。

でも次第にいろいろな良いものが見えてきます。

ポイントはおおらかに心を開くことです。

大抵のものは現地調達が可能

余程人里離れた僻地に行く場合には別の心構えが必要かもしれませんが、都市部への引越しであればそれほど心配はいらないでしょう。

ユニクロも無印もダイソーも世界展開をしています。

それに食べ物も日用品も現地のものにはそこで栄える理由があるはずです。

引越し荷物はなるべく少なく、身軽に海外に羽ばたいでみるのも良いですよ。

でも自分の生活の質の確保はしっかりね!

あと、子供の教育関連のものも準備はしっかりとね。

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