タイパと老眼の話

以前はテレビを見ながら色々と手作業をしたものです。

ドラマを見ながら編み物をしたり繕い物をしたり。

ただ座って見ているなんて時間が勿体ないと思っていました。

それが最近は老眼になりそれがなかなか難しく。

テレビを見るのと手元を見るのとでは眼鏡をかけたり外したりしなければならなくなってしまいました。

かつては同時進行で二つのことをすることができたのに、なんと「タイパ」の悪いことか。

子供の頃からせっかちで、テレビの前にじっと座ってじっくり番組を見るなんて、ほとんどしてこなかった私。

テレビをじっくり見る時間もなかなか良いものだと、今更ですが、気がつきました。

数時間テレビにかまけて手作業が滞ったって、本当は誰も困らない。

むしろゆっくり一息つきながら時間を過ごすことが私自身を落ち着かせることにも気がつきました。

さて、今日は大晦日。

図らずも今年は夫の故郷に帰省することもなく、自宅での年越しとなりました。

今夜はテレビの前に座って子供たちと紅白でも見ながらゆっくり過ごそうと思います。