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読み聞かせには絶大な効果あり。子どもを成人させた母親がもう一度育児をするなら絶対に実践すること。

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子育て情報が溢れている今、どの教育方法も魅力的で、一体どれを実践すればいいのか迷いますよね。

実は一番大切なのは読み聞かせです。

私は4人の子どもを育ててきましたが、読み聞かせの習慣があった子とそうで無かった子では結構な違いが見られました。

この記事では20年以上子育てをしてきた現役母親が、今までの反省も含めていかに読み聞かせが子育ての現場で重要かを説明します。

もう一度赤ちゃんから育てるならば絶対に実践すると、私が心から思う読み聞かせ。

一見大変そうに見えますが、習慣化するのはそれほど難しいことではありません。

読み聞かせを通して親子共々成長しましょう!

なぜ読み聞かせ?

読み聞かせは何でそんなにいいんだろう?

まずは本を読むことを通じて思考の土台となる言葉を育むのが大きいね。

さらに物語を通していろんな世界を垣間見ることが子どもの想像力を膨らませるよ。

いつも忙しくしている親が自分のために本を読んでくれる時間は、短くても結構嬉しい時間だったな。

思考力、想像力が育まれる

赤ちゃんの頃から読み聞かせに親しんでいる子どもは自然とたくさんの言葉を身につけていきます。

普段の家庭内の言葉だけでなく、絵本の中の言葉もたくさん耳にすることで、より多くの言葉に触れるからです。

人は言葉を元に考えますから、言葉の発達は思考の発達に欠かせません。

また、物語の世界は実際の生活の世界とは別の世界です。

森の中で動物たちと触れ合ったり、魔法があったり、時空を超えた世界がそれぞれの本の中にあります。

様々な本を通して、子どもは様々な世界を知ります。

それが子どもの想像力を育みます。

たくさんの言葉を知っている語彙力
文章を理解する理解力
描かれている世界をイメージする思考力、想像力
読み聞かせを通じて育まれる力

語彙力、理解力、思考力、想像力、これらは国語力と置き換えても良いでしょう。

国語力は全ての学びの基礎です。

何故ならば言葉(=国語)を元に私たちは学ぶからです。

算数も理科も社会も外国語も言葉(=国語)を介して学びます。

国語力がある子は学ぶ力も強く、より多くのものを吸収していきます。

我が家での読み聞かせ法

かれこれ20年以上4人の子育てをしていますが、見えてきたものがあります。

私自身が親による読み聞かせを受けて育ったため、自然と子どもたちには読み聞かせをしていました。

一人目の子には時間も気合もたっぷりだったので、毎日読み聞かせを1歳前から6歳過ぎまで続けました。

二人目三人目は怒涛のワンオペ育児で手が回らず、読み聞かせの頻度は毎日から数日に一回に激減…。

段々見えてきたのは明らかな国語力の違い。

そこで今小学一年生の末っ子には改めて読み聞かせを重視した育児を実践しています。

毎晩ベッドに入る前の儀式として

「ご本読むよ〜」が寝る前の掛け声です。

歯磨きも片付けも終えて、あとは布団に入って寝るだけの状態で2〜3冊の絵本を読みます。

私自身が絵本好きなので、余裕があるときはたっぷり30分ほどかけて読み聞かせをします。

遅くなってしまった時や忙しい時には5分ぐらいで一冊だけ、なんてこともあるよ。

小学生になった娘には絵本だけでなく、挿絵無しの日本の昔話集からも読むようにもなりました。

絵本の選び方は様々です。

子ども自身のリクエスト、季節にあったもの、誕生日などイベントに関連するもの、子どもが借りてきたもの、しばらく読んでいなかったもの等々。

なるべく幅広いジャンルから、なんて考えてはいても、結局は適当にフィーリングで選んじゃってる。

子どものリクエストは大事。

毎日の読み聞かせを6歳まで続けた結果

1歳前からほぼ毎晩2〜3冊の絵本を読み聞かせ続けた長男は、親も驚くような語彙力を早々に身につけ、2歳頃には淀みなく会話でき、その後もぐんぐん成長していきました。

幼稚園の時期は外国で英語の教育を受けていたのですが、日本語の発達に全く支障はありませんでした。

恐竜や鉄道などのドキュメンタリー番組を見ながら解説を理解し、どんどん知識を膨らませていきました。

小学校以降は日本で普通の教育を受けてきましたが、国語で困ったことはありません

成績も全体的に良く、学力は申し分なく育ちました。

読み聞かせの習慣がないまま育ったら

対して、二人目三人目は私が忙しさにかまけて読み聞かせを十分にさせられないまま幼少期を終えてしまいました。

語彙力、理解力の点で、一人目とはかなりの差を感じます。

成績もなかなか振るいませんでした。

何かを説明しても、すんなり頭に入って行かないケースが小学生の頃は時々見られました。

逆に説明させようとしても、言葉でうまく説明できない場合もよくありました。

どれもこれも語彙力、理解力の問題です。

中学生になってからは、塾や通信教育を駆使して国語力を強化し、成績も上がってきましたが、幼い頃から国語の土台をきちんと作ってあげればよかったと反省しています

子どもたちが小さかった頃、どんなに忙しくても読み聞かせだけはしっかりやるんだったよ。本当に。

再び読み聞かせ習慣で

そして、四人目の末っ子は今小学一年生。

上の子たちの反省から幼稚園時代より読み聞かせを重視した生活に切り替え、ほぼ毎晩読み聞かせをするようになりました。

そうするとやはり語彙力がみるみるついてきたではありませんか!

上の子たちもびっくりするほど言葉の数が増えています。

小学校一年生ですから成績はこれからのお楽しみですが、この調子で日本語を操れるようになれば、心配はなさそうです。

テレビを見ていても、どうしてそうなるのか、など状況説明がきちんと言葉でできるように育っています。

やっぱり読み聞かせの効果は絶大だったね。

慣れれば楽。読み聞かせのコツ

日々の暮らしのルーティンに組み込むことで習慣化させます。

我が家の場合には眠る前の儀式ですが、それぞれの家庭でやりやすい方法が良いでしょう。

一番大切なのは、親が負担に思わないことです。

親も一緒に楽しめる工夫をしましょう。

お金をかける必要は必ずしもありません

紙の書籍が難しければ電子書籍でも構わないでしょう。

こうじゃなきゃダメ、という決まりはなし。

それぞれの家庭の事情に合わせた読み聞かせの形があると思う。

一日5分でもいい

忙しければ、何冊も読まなくていいのです。

5分もあれば絵本を一冊じっくり読むことができます。

読み聞かせは、家事をしながら等片手間にできるものではありません

完全に向き合う必要があります。

でも一日のたった5分間でも、自分の楽しみのために親が過ごしてくれる時間は子供にとって幸せな時間です。

そして、そうやって本を読むうちに、親の側もその楽しさを味わえるようになります。

初めは慣れなくても、気がついたら読み聞かせの時間が毎日の憩いの時間になっているはず。

絵本にはそんなパワーがあるよ。

毎日いろんな本を

理想的には様々なジャンルの本を読みたいところです。

でもここでも無理は禁物。

手に入る範囲内で、好きな本で良いと思います。

子ども自身に選ばせても良いでしょう

幼稚園の本棚や小学校の図書室にも絵本は置いてあります。

本屋さんの絵本コーナーにはいつもその時その時のオススメの絵本が並んでいます。

国語力も大切ですが、絵本の良さは絵にもあります。

絵に惹かれて絵本を見つけることもあるよね。

絵本は本当にいろんな楽しみ方があって好き。

図書館や定期購入を活用して

図書館はとても便利です。

絵本のプロが読み聞かせの相談にも乗ってくれます。

読み聞かせのイベントは親子共々楽しいよ。

何より、たくさんの絵本のコレクションがあって、好きなだけ読むことができます。

購入する場合には定期購入も良いでしょう。

学齢にあった絵本を選んで毎月届けてくれるサービスはとてもおすすめです。

自分では選びそうのないジャンルの本もあって、自宅の本棚がとても充実したものになります。

新しい絵本との出会いはとても楽しいね。

理解力が格段に向上することを実感

読み聞かせを重視して育てている末の子はどんどん言葉のバリエーションが増えていっています。

挿絵のない日本の昔話も毎晩読み聞かせていますが、馴染みのない昔風の表現が混ざっていてもちゃんと話を理解し、楽しんでいます。

なんでそうなるのか、何が起こっているのか。

普段の暮らしのいろいろな場面で説明ができるように

なってきてるね。

国語力は一朝一夕には身につきません

地道な毎日の積み重ねで育むものだと思います。

本腰を入れてから3年弱ですが、絵本の読み聞かせ習慣は、着実に末っ子の国語力向上に役立っています。

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