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雨の日に子どもと読みたい絵本

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また雨だ〜

出かけようと思ってたのに〜

それなら、一緒に本を読もうよ。

こんな時の読み聞かせにぴったりな本を3冊ご紹介します。

ダイナミックな水の巡りを教えてくれる本。

雨を楽しんじゃう本。

びしょ濡れになるから実行するのは難しいけれど、

せめてお話の世界では楽しくね!

台風の夜にぴったりな本。

雰囲気も内容もさまざまですが、どれも想像力を羽ばたかせてくれる、素敵な本です。

みずたまのたび

みずたまのたび
アンヌ・クロザ 作
こだま しおり 訳
西村書店 2015年

一粒のみずたまが地球を巡る壮大な旅に出かけます。

身近な水が雲や雨など形を変えながら地球を巡っていることを教えてくれます。

理科で勉強するような内容ですが、小学校前の子どもにもわかるように書かれています。

シンプルな絵と言葉はとても優しくて、お勉強臭さはありません。

シトシト雨が降っている日に読んでみてください。

この雨がどこへ向かっているのか、どこから来たのか、想像を巡らせながら。

あめの ひの ピクニック

くまの アーネストおじさん
あめの ひの ピクニック
ガブリエル・バンサン 作
もり ひさし 訳
BL出版 1983年

楽しみにしていたピクニックの日の朝、なんと、どしゃぶりに。

くまのアーネストとねずみのセレスティーヌはどしゃぶりの中、ピクニックに出かけます。

え、行くんですか?と私なら思います。

アーネストはとても優しいのです。

びしょびしょですが。

セリフ毎に美しい水彩画が添えられていて、生き生きと場面が描かれています。

まるで上質の漫画を読んでいるようです。

いかにもヨーロッパな雰囲気の絵本です。

あらしのよるに

あらしのよるに
きむら ゆういち 作
あべ 弘士 絵
講談社 2000年

ご存知、真っ暗な中でお互い知らないままに友達になったオオカミとヤギの物語です。

本来ならば食べる食べられる関係にある2匹の友情の行方が綴られるシリーズの一冊目です。

雷も交えた激しい嵐の中、お話が進みます。

ハラハラドキドキの展開がとても楽しい絵本です。

暗闇の中の2匹の様子が楽しい絵で生き生きと描かれています。

稲妻で一瞬だけ眩しく光った瞬間の絵が好き。

台風の夜、雨戸をしっかり閉めて読んでみてください。

臨場感たっぷりで楽しいですよ。

このシリーズは続きが気になっちゃうんだよね。

雨とは関係ないけど。

これは本当は

全巻通して読むのが一番オススメ。

とてもドラマチックだし、

理想の友情が描かれているよ。

雨から広がる世界

雨から地球全体の水の流れを考える本。

蒸発のことや雲の仕組みなど…

学校で学習するとなると難しく身構えてしまうかもしれません。

でもこの絵本でなら、すんなりと子どもの頭に入って行くでしょう。

雨の日にピクニックをするなんて!

セレスティーヌの提案で最初は戸惑っていたアーネストおじさんは覚悟を決めて一緒に楽しみ始めます。

その優しさが沁みます。

ヨーロッパらしい挿絵も素敵です。

雨で閉じ込められた心を、素敵なピクニックに、さらにはヨーロッパの景色にまで飛ばしましょう。

真っ暗な嵐の夜のハラハラドキドキのお話。

ハラハラドキドキするのは、その場面がいかに危険とスレスレの状況か想像できるから。

想像力を存分に働かせて味わって欲しい絵本です。

ポップだけれどリアルな絵も素晴らしい作品です。

雨でがっかりしても、台風でちょっと怖くても、絵本と一緒に楽しく過ごしましょうね。

世界に羽ばたく心を育てる

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