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星に因んだオススメ絵本 小学生向け5選

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夏の読み聞かせにぴったりな星に因んだ絵本を紹介します。

物語だけでなく天体の知識が得られる科学系の本も。

低学年の子どもが自分で読むには少し難しいかもしれませんが、読み聞かせなら低学年から楽しめますよ。

ひろすけ童話絵本「光の星」

ひろすけ童話絵本「光の星」
浜田 廣介 作
メリンダ・パイノ 絵
集英社 2005年

「ないた赤おに」で有名な浜田廣介さんの絵本です。

テーマは優しさや思いやりの美しさです。

美しい言葉で綴られたお話です。

是非とも音読して、耳からも楽しみたいお話です。

忙しい毎日でついつい言葉が乱暴になってしまっていることを優しく戒めてくれるようです。

オーストラリア出身のメリンダ・パイノさんの独創的で優しさに溢れた絵が素晴らしく、一目惚れで購入した私にとって思い出の本です。

「ひさの星」

「ひさの星」
斎藤 隆介 作
岩崎 ちひろ 絵
岩崎書店 1972年

「モチモチの木」でお馴染み、斎藤隆介さんの絵本です。

真の心の強さについて、考えさせられるお話です。

岩崎ちひろさんの水彩画が読者を物語の世界に引き込みます。

主人公の少女の言葉にならない思い。

少女を取り巻く人々の色々な思い。

それらが繊細かつダイナミックに水彩画で描かれています。

とても切ないお話です。

私自身幼少期から親しんで来ましたが、お話と絵の美しさにずっと惹かれてきました。

母親になってからは、時にやり切れない気持ちにもなりました。

それでも子どもたちにちゃんと伝えたい、悲しくも美しいお話です。

「銀河鉄道の夜」

「銀河鉄道の夜」
宮沢 賢治 原作
藤城 清治 影絵と文
講談社 1982年

あの有名な「銀河鉄道の夜」の絵本です。

宮沢賢治さんらしい、やや難解で幻想的なお話が藤城さんのカラフルな影絵と共に語られます。

子どもには分かりづらい言葉もたくさん出てきますが、我が家ではあまり拘らずに読んでいます。

ファンタジックな影絵からお話の世界に引き込まれ、映画を見るようなひと時を楽しんでいます。

お話について、感想を述べあったり、「これはどういう事だろうね」と一緒に考えてみたり。

色々な楽しみ方ができる絵本だと思います。

高学年になり、理解の幅が広がった子にも是非読んで欲しい絵本です。

「イルカの星」

「イルカの星」
葉 祥明 絵・文
佼成出版社 1996年

葉祥明さんのグラデーションが美しい海の絵のファンの方も多いのではないでしょうか。

白いワンちゃん、ジェイクでもお馴染みですね。

画面いっぱいに静かな海の絵が広がります。

イルカに誘われる形でお話が進みます。

海の奥深くへ潜って行くような、宇宙に向かって旅しているような不思議な気持ちになります。

地球に生きる人類として、どうあるべきかを問う物語です。

「星座を見つけよう」

「星座を見つけよう」
H・A・レイ 文・絵
草下 英明 訳
福音館書店 1969年

これまでの若干哲学的な物語と打って変わって科学系のお話です。

「おさるのジョージ」シリーズのH・A・レイさんの作品です。

星に関する基礎知識が満載の本、と聞けば難しそうに聞こえますが、大丈夫。

親しみやすい挿絵や平易な言葉で書かれてあり、小さな子どもにも分かり易いでしょう。

初版は今から50年以上も前ですが、本文データはちゃんとアップデートされています。

悩ましいのは、近年星が見られる環境がどんどん遠ざかっている事。

せめてこの本を親子で読みながら夜空の星に想像を巡らせたいものです。

まとめ

星をテーマに我が家のライブラリーから絵本を集めてみました。

やや物悲しい雰囲気の本が多いようですが、星に託された物語は最後は希望の光になって輝きます。

そしてそんな星について、もっと知りたいに応えてくれる本も。

親子の時間がより素敵なひとときになりますように!

世界に羽ばたく心を育てる

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