毎年巡ってくるクリスマス。
プレゼントのネタが尽きそうになりますね。
姪っ子は何でも持ってる子だからプレゼント選びが難しい…
そういう時には絵本がいいよ!
あんまりメジャーで無くて良い絵本が探せばいっぱいあるから。
この記事ではそんな時にオススメな絵本をご紹介します。
イギリスの作家ルース・エインズワースによる「ちいさなろば」は古典的なクリスマスらしさが詰まったファンタジーです。
心優しいろばが困っているサンタクロースを助けるお話です。
優しい気持ちが詰まった素敵な物語が石井桃子さんによる美しい日本語で綴られています。
素朴なタッチの水彩画もとても素敵です。
クリスマスにちなんだ絵本はたくさんありますが、中でもイチオシの素敵な絵本です。
あまりメジャーではありませんので他の人と違ったクリスマスプレゼントとしてもオススメの一冊です。
ちいさなろば
ちいさなろば
ルース エインズワース 作
石井 桃子 訳
酒井 信義 絵
福音館書店 1979年
クリスマスイブからお話は始まります。
夜、クリスマスのことを初めて知ったロバのところに、サンタクロースが現れます。
困っているサンタクロースを手伝う心優しいロバ。
そして朝には素敵なサプライズが。
近所の女の子たちとの素朴な交流も素敵です。
優しい気持ちでいっぱいのお話です。
静かで優しいタッチの挿絵が印象的な絵本です。
伝統的古き良きお話
作者のルース・エインズワースは今から100年以上前に生まれたイギリスの作家です。
たくさんの子ども向けの本を出している人なんだってね。
「こすずめのぼうけん」でもお馴染みだね。
描かれているのは昔ながらの素朴なクリスマスの様子です。
美しい言葉と優しいタッチの挿絵
石井桃子さんの文章は、今の日本語の感覚とは少し違っている部分もありますが、とても美しい日本語です。
むしろ、その違っている所が良いんだ。
とても丁寧で、古き良き日本語って感じがする。
滑らかに綴られる日本語の響きが優しくて、読み聞かせをしていてもとても心地よく聞こえます。
全ページを彩る挿絵は素朴な水彩画です。
美しい田園風景や村の様子が優しいタッチで描かれています。
全体的に静かで落ち着いた雰囲気の絵本です。
本を贈ろう
「ちいさなろば」は
美しい言葉で綴られた
心温まる古典的な
クリスマス絵本です。
幼い心に響く優しい物語です。
石井桃子さんの美しい日本語を堪能できます。
素朴な水彩画の挿絵もとても素敵です。
古き良き時代の良さを感じることができます。
絵本はいろいろな角度から楽しむことが出来ます。
年齢に囚われず、楽しめますので、どなたにもオススメします。
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